子供とコロナウィルス（COVID-19）

世界中でパンデミックが開始以来、米国で報告されたCOVID-19の全症例の約19％が子供たちです。
子供と大人では感染する確率は大きく差はありませんが、子供は重症化しにくい傾向があります。
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/coronavirus/in-depth/coronavirus-in-babies-and-children/art-20484405

子育てしている身からすると、そんなこと言われてもとても心配になります。
今回は、そんな子育てをされているご家庭でも信頼できる子供のコロナウィルスに関しての情報を集めました。
難しい論文や英語が並んだサイトを要約してお伝えします。

赤ちゃんとCOVID-19について
子供のコロナ（COVID-19）の症状は？
子供でもコロナ（COVID-19）による後遺症はあるか？
まとめ

赤ちゃんとCOVID-19について

1歳未満の赤ちゃんは、年長児よりもCOVID-19で重症化するリスクが高い可能性があります。
新生児は、出産時に、あるいは出産後に陽性者と接することでCOVID-19に感染する可能性があります。自分がCOVID-19に感染している場合、または産後の入院中に症状が出て検査結果を待っている場合は、体に合ったマスクを着用し、手を清潔にしてから新生児の世話をしてください。入院中、ベッドのそばに新生児のベビーベッドを置いておくことは問題ありませんが、可能な限り赤ちゃんと適度な距離を保つようにしてください。これらの措置がとられていれば、新生児がCOVID-19に感染するリスクは低くなります。ただし、COVID-19に感染して重症化した場合は、新生児から一時的に離れる必要があるかもしれません。
COVID-19に感染していても症状がない乳児は、状況に応じて病院から帰宅させることができます。赤ちゃんの世話をする人は、自分自身を守るためにマスクを着用し、手を洗うことが推奨されます。14日間は、電話、バーチャル訪問、または診察によって、赤ちゃんの担当医と頻繁にフォローアップを行う必要があります。COVID-19が陰性であった乳児は、病院から帰宅できます。
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/coronavirus/in-depth/coronavirus-in-babies-and-children/art-20484405

＊引用元のMayoClinicはアメリカでも常に最も優れた総合病院の一つです。USニューズ＆ワールド・レポート誌の「全米の優れた病院」2018-2019版では1位にランクされ、情報は最新かつ正確なものが発信される。

子供のコロナ（COVID-19）の症状は？

COVID-19を発症した子どもには、たくさんの症状が出ることもあれば、いくつかの症状しか出ないこともありますし、症状が出ないこともあります。小児におけるCOVID-19の最も一般的な症状は、咳と発熱です。考えられる徴候や症状は以下の通りです。
・発熱
・悪化する咳
・胸の痛み
・味覚や嗅覚の喪失
・皮膚の変色（特に手や足）
・喉の痛み
・吐き気、嘔吐、腹痛、または下痢
・寒気
・筋肉痛
・極度の疲労感
・激しい頭痛
・鼻詰まり
COVID-19はウィルス感染から平均6日後に症状が現れる。症状の中には風邪などと間違いやすいものもある。
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/coronavirus/in-depth/coronavirus-in-babies-and-children/art-20484405

子供でもコロナ（COVID-19）による後遺症はあるか？

COVID-19を受けた人は誰でも、COVID-19の後遺症を発症する可能性があります。軽度および重度のCOVID-19を受けた子どもたちが長期的な症状を経験したことを示唆する調査結果があります。小児で最も一般的な症状は以下の通りです。
・疲労感または倦怠感
・頭痛
・睡眠障害
・集中力の欠如
・筋肉や関節の痛み
・咳

これらの症状は、お子さまが学校に通ったり、普段の生活を送る上で影響を与える可能性があります。お子さまに長期にわたる症状がある場合は、担任の先生に相談してみてください。
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/coronavirus/in-depth/coronavirus-in-babies-and-children/art-20484405

では、子供がCOVID-19に感染するのを防ぐにはどうしたらよいか？

あなたの子供がCOVID-19ウイルスに感染し、他の人に広めるのを防ぐために、あなたができることはたくさんあります。アメリカ疫病対策予防センター（CDC）は以下を推奨しています。

・ワクチン接種を受ける。COVID-19ワクチンは、COVID-19に感染したり広まったりするリスクを低減します。COVID-19ワクチンは、他のワクチンと同じ日に接種することができます。

・マスクを着用する。COVID-19の入院患者や新たなCOVID-19感染者が多い地域にいる場合、CDCはワクチンを接種しているかどうかにかかわらず、公共の場では室内でよくフィットしたマスクを着用することを勧めています。2歳未満の子供や、安全にマスクを着用できない障害のある子供には、マスクを装着しないでください。

・手を清潔に保つこと。石鹸と水で20秒以上、またはアルコールが60％以上含まれたアルコールベースの手指消毒剤を使って、頻繁に手洗いをするように勧めます。咳やくしゃみをするときは、ひじ掛けやティッシュで口と鼻を覆うようにさせる。目、鼻、口を触らないように子どもに言い聞かせる。「ハッピーバースデー」の歌を2回【わからない場合は、「きらきら星」の歌を1回】（約20秒）歌うまで、手を洗い続けるように子どもに教える。

・家の掃除と消毒接触頻度の高い表面や物は、定期的に、また来客があった後に掃除しましょう。また、赤ちゃんの着替え台など汚れやすい場所や、子どもがよく触る表面や物も定期的に掃除しましょう。

・より安全な活動を選ぶ可能な限り屋外での活動や、風通しのよい場所での屋内活動を選びましょう。他の人から6フィート（2メートル）離れているのが難しいようなアクティビティは避ける。ワクチン未接種者や接種状況が不明な人との面会を制限する。公共の場では、子どもと他の人との間に距離を置く。病気の人との密接な接触はできるだけ避ける。
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/community/schools-childcare/k-12-childcare-guidance.html?CDC_AA_refVal=https%3A%2F%2Fwww.cdc.gov%2Fcoronavirus%2F2019-ncov%2Fcommunity%2Fschools-childcare%2Fk-12-guidance.html

*随時情報のアップデートがあり次第、更新します。